認知症・老人ボケに効く薬とは

認知症・老人ボケに効く薬は、一部では機能する物があります。

例えば、脳循環改善薬です。認知症の一つに「脳血管性型」がありますが、これはいわゆる脳梗塞なんです。

一般的な脳梗塞よりも、もっと細かい微細な血管が詰まり脳神経細胞が死滅する・・その範囲が徐々に拡がっていく・・という病気です。

つまり、血管の柔軟性を高めて拡張できれば詰まりにくくなりますので、薬でも認知症・老人ボケは治したり予防できるわけです。

ただし、アルツハイマー型のように、脳細胞の変質そのものは防げません。あくまで脳梗塞型の認知症の一部の患者に効く薬・・ということです。

いっぽう、認知症・老人ボケの「症状」を抑える薬が他にあります。

向精神病薬は、神経に作用する薬ですが、認知症患者に見られる徘徊を止めたり幻覚や妄想による不安を抑えることができます。

例えば、認知症・老人ボケの人はよく「変な人がいる」「強盗が入ってくるので怖い」などの妄想がありますが、その薬を飲むことで止まります。これだけでも本人や家族のストレスは大幅に減ります。

ただし、薬というのはどんな物でも必ず副作用があります。

自律神経のバランスを崩し、免疫力が落ちます。その結果、各臓器の炎症・癌・ウイルス性疾患を引き起こしやすくなります。高い費用を使ってこれでは意味がありません。

だから、認知症・老人ボケは薬に頼らず自分で家族で治す・・あるいは予防しないといけないのです。そしてそれは、実は自分で家族でちゃんと出来るんです。

認知症・老人ボケの原因は生活習慣病だからです。

食習慣・運動習慣・知覚刺激を受けているか・・・それらの改善で認知症の発症率が何倍も違ってくる、というデータがすでにあります。