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魚と野菜を食べる人は認知症になりにくい
ある外国の研究ですが、55歳以上の人を平均6年間にわたって、認知症の経過を追っている調査があります。
食事から摂ったビタミンEの摂取量と、アルツハイマー型認知症の発症の関係を調べたものです。
それによると、野菜や果物によるビタミンEの摂取量が一日に10.5ミリグラム以下の人の発症率を1.0とすると、15.5ミリグラム以上の人では0.57で、43%も減少しています。
そして、魚が好きでよく食べる人、あまり食べない人についても調べています。55歳以上の人で、魚を一日に3.3グラム以下の人の発症率を1.0とすると、18.5グラム以上食べる人はわずか0.3でした。しかもこれは、わずか二年後にこれだけの違いになったのですから驚きです。
魚を18.5グラム・・という量にはピンとこないかもしれませんが、小さなイワシの半分ほど、刺身ならば一切れ二切れ程度にすぎません。
55歳になってから、野菜や果物を食事に多く摂り入れるようになっただけでも6年でアルツハイマー型認知症の発症率は半減に近くなるわけです。
魚を多く食べ始めたら、わずか二年で三分の一以下になる・・ということを、このデータは証明しているのです。
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