• 認知症は物忘れではなく記憶そのものができない

    認知症というのは単なる記憶障害とはまた違っていて、脳全体の障害のことを言います。

    これが進行すると、その障害は全般的脳機能に影響が及んで、人格も崩壊して廃人のような状態となります。自分ではご飯も食べることができないですし、寝たきりになったり、肺炎や尿路感染症などで死を迎えることになります。

    しかし、初期の段階ではそれらの高次精神機能の内の一部の障害が症状として現れる程度なので、深刻な事態に気付けない場合が多いのです。

    たとえば、初期の脳機能の障害でよく見られる症状として、記憶障害や認知障害などが起こります。特に記憶障害は最も家族に気づかれやすい症状ですので、そこでおやっと思って早めに診察を受けましょう。

    つまり、いわゆる物忘れとして家族に気づかれることが多いのです。その場合、古いことはしっかり覚えているわりに、新しい最近のことが思い出せないといった症状が出てきます。

    一般的には、歳をとると人の名前がなかなか出てこなくなったりして、「あれ]とか「それ」とかの代名詞が会話に多く使われるようになることが見られますよね。

    それで「ぼけ」たのではないかとか言われることが多くなります。

    でも、たまにしか見ない芸能人の名前がとっさに思い出せない・・こういうことは普通の事なので、認知症の症状ではないので問題ありません。

    認知症の症状は、いろいろなことを記憶にとどめることができなくなります。よくいわれるように、朝ご飯の内容を思い出せないのではなく、朝ご飯を食べたこと自体を思い出せないのが認知症の症状です。

    後から思い出せるような状態というのは、「一度記憶にしまった物事をちゃんと引き出せなかった状態」ですので、記憶そのものができない状態とは違うことなんです。

    認知症になると、記憶そのものができないのです。

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